押印も雲の向こうで済む時代
元請けとの来年度の業務契約は、電子契約サービス「クラウドサイン」であっさり締結した。
見積書をメールで送り、金額交渉のメール(いわゆる“ネゴメール”)が届き、修正した見積書を再送する。
するとそのまま契約が成立し、クラウド経由で受注書と注文請書が届いた。
電話も、プリンタ印刷も、郵便も一切なし。
自宅にいながら契約が完了した。驚くほど簡単だった。
思えば以前は、注文請書に収入印紙を貼り、社印を押し、封筒に入れて郵送していた。
ふと「これはもう要らないのだろうか」と思い、PCのAI「Copilot」に尋ねてみた。
Copilotの答えは明快だった。
契約書 → 電子契約(クラウド)
注文書・注文請書 → 電子データでのやり取り
これが今の主流で、紙の返送や印紙の貼付を求めない元請けが多数派だという。
理由は単純で、電子データでやり取りする注文請書には印紙税がかからないからだ。
最近、メール受信箱を開くたびに気になることがあった。
「異常なアクティビティ検出」
「お使いのIDはセキュリティの問題により使用が停止されています」
そんな不穏な件名のメールが大量に届く。
その警告文は論理的に矛盾しているので無視していたが、これもCopilotに聞いてみた。
返ってきたのは「典型的なフィッシング詐欺メールなので、メール運営会社の公式サイトで確認を」との指示。
案内に従って「biglobe(ビッグローブ)」で確認すると、迷惑メールチェック(無料)の設定があった。
設定すると、迷惑メールには件名の先頭に [spam] が自動で付くという。
受信箱を開いたときに一目で分かるので安心だ。
その効果はすぐに現れた。
昼過ぎに届いたメールには、しっかりと「[spam]」の印が付いていた。
[spam] お使いの ID は、セキュリティの問題により使用が停止されています。
2026/03/20 13:26
雲の向こうで契約が完結する時代。
同じ雲の向こうから降ってくる怪しいメールも、AIと仕組みを使えば簡単に見分けられる。
便利さと注意深さ、その両方が求められる時代になったのだと実感した。