移動だけ仕事の半分終った気
来週火曜日には長崎へ日帰り出張がある。客先から「朝9時に来てほしい」と要請があった。
余裕を見ても片道4時間の運転になるので、逆算すると朝5時には出発しなければならない。朝に弱い私は、迷わず前日泊を選んだ。前泊の宿泊費や日当は出ないが、事故リスクや疲労の度合いを考えれば、その方がはるかに安全だ。
20日、長崎道の途中インター付近で泊まれそうなビジネスホテルを探していた。
中央あたりの佐賀市内のホテルを吟味していた、その時だった。
テニスの先輩・イデデさん(仮名、80歳)から電話が入った。
「YouTubeが見えなくなった。来て見てくれ」
WiFiで見ているのは知っている。
しかし、まず浮かぶのは「テレビか、スマホか、パソコンか」「どう見えなくなったのか」という基本的な疑問だ。
今まで何十件もお世話してきたが、イデデさんは一度として不具合の症状を整理して問い合わせてきたことがない。
今回はテレビのYouTubeらしい。
我が家でもテレビのYouTubeが不調になることが何度かあった。そのたびにテレビのリセットで復旧したので、今回もそれを伝えた。
「テレビの下部中央にボタンがあります。指で押してみてください」
ところが、これが全く伝わらない。
「テレビの上に天板がありますよね。その真下です。正面からは見えません。テレビを少し倒すと見えます」
何分もかけて説明したが、理解が追いつかない様子だった。
明日出かけることになった。出張準備を急ぎたいのに罰ゲームの気分だ。
普通の人ならまず入らないような案件が、なぜか私のところには次々に舞い込んでくる。