(元)敬老警備員の詩

警備員俳句や警備員短歌をタイトルにした警備に関する雑詠です。

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冬立つや車を探す警備員

土日祝のパート駐車場警備員です。
大規模なショッピングセンターは駐車場も相当広いです。立体駐車場も含めますと2000台から3000台の大駐車場があります。


特に立体駐車場は構造が似ています。自分の車をどこに停めたのか忘れて探し回る人がいます。
「私の車がどこにあるか探してください。この辺りに止めたはずなんですけど・・・」
交通誘導中にご婦人から何回も頼まれたことがあります。ご高齢の方が多いですがお若い方もおられました。
「車種や色それにナンバーを教えてください」
「軽自動車で白です」
「・・・そ、そうですか」


勝手に持ち場を離れることはできません。隊長(リーダー)に報告します。
「D駐車場から隊長」
「はい、どうぞ」
「お客様からご自分の車を探して欲しいと要請がありました。どうぞ」
「はい、了解。お手伝いして下さい」
「白の軽を探します。見つかったらまた連絡します。以上D駐車場」
たいてい5分以内に見つかります。
ところが1件だけどうしても見つからなかったことがありました。お客様に勘違いがありました。違う車を探しました。


冬立つや車を探す警備員


屋内駐車場の例


日曜の駐車場警備で

最近、認知症や判断力の低下した高齢者の危険運転による交通事故が多発しているそうです。横浜では小学生の列に軽トラが突っ込む痛ましい事故がありました。


シニアテニスクラブの79歳の先輩が信号待ちしていた時に、意識がなくなり、数十メートル離れた場所でガードレールに衝突して意識が戻ったという体験をしたそうです。運がよく自損事故で済みましたが先輩は自動車運転をしないと言っていました。


高齢者に自動車は必需品のようです。買い物、無病院通いには車は手放せないようです。
とはいえ駐車場でも高齢ドライバーがアクセルとブレーキを間違えて警備員や買い物客に衝突する事故が起きるかもしれません。


「いらっしゃいませ」と発声しますが、
『年配のお客様、運転する以上責任はついてきます』と思っています。
運転に自信が持てなくなったら自分から運転をやめて下さい。
今は衝突しない車もあります。
その思いを胸に駐車場警備をしています。


日曜の駐車場警備で高齢の運転者に届け我がこころの声も


来春にプロレス入門希望して

土日祝のパート駐車場警備員です。
ある現場にひときわ若い警備員が来ました。学生バイトと思いました。


「若いね、学生さん?」
「22歳ですけど学生ではありません。8月にスーパーの常駐警備で入社しました」
「覚えることがたくさんあって大変だね。社員になるの?」
「いえ、ここの社員になりません。来年3月にある会社の入社試験を受けることにしています」
「ほう、何系、電気系?」
「スポーツ系です」
思わず彼の横顔をしげしげと眺めました。身長は170センチの私より少し低いのですが胸板は厚そうです。
「何のスポーツですか」
「得意は空手ですがドラゴンゲートという神戸市にあるプロレス団体です」


彼によりますと身長160から170cm台、体重70から80kg台と小柄な選手がほとんどで従来の超人的なプロレスラーとは違い等身大のプロレスラーの集団だそうです。


「だから小柄な僕でも参加できます。子供の頃からの夢が叶います」
「それまで腰掛警備員だね。入門試験に落ちても、もう一年警備員で頑張ればいいね」
「いえ、3月で決めます」


来春にプロレス入門希望しそれまで腰掛の若き警備員


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