駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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天高し謝りながら換わりけり

土日祝のパート駐車場警備員です。
駐車場警備は屋外です。過酷な夏から秋になり警備にもいい季節となりました。


60分交通誘導をしたら30分休憩が基本パターンです。
交代要員が遅れてきたらその分だけ休憩時間が少なくなります。
なかなか来ないとイライラして待っています。


交代の警備員が青空のもと「ごめん、遅れてごめん」と小走りでやってきます。
秋は空が高くなります。青空が見えます。そんなとき「スマン、スマン、ごめん」とやってくると、空の高さのいきおいで笑って許します。


天高し謝りながら換わりけり
居眠りや待機寝過す秋日和


稲妻や軒下退避警備員

土日祝のパート駐車場警備員です。
駐車場で歩行者誘導をしている時に遠くで雷鳴がしました。


隊長の判断により「無線各局、雷が鳴っています。退避して下さい」と無線が入ります。
店内に逃げ込むのが一番安全ですが、仕事を放棄したようで印象が悪そうです。
スーパーなどでは店の壁際や軒下(のきした)に退避します。


警備員に落雷するはずもないと判断する隊長もいます。
実際にそうなのかもしれませんが、私は自発的に退避します。
同僚にも言っています。
「近くで雷が鳴ったら逃げましょう」
「命がけでする仕事でもないしね」
と賛同してくれます。


稲妻や軒下退避警備員


(Photo AC 無料写真素材)


雷は夏の季語ですが稲妻はどうだったかネットで調べました。
稲妻は秋の季語でした。昔は稲を実らせると信じられていたからでした。

隊長に当り外れやひつじ雲

土日祝のパート駐車場警備員です。
会社から前日に勤務地と集合時間の連絡があります。だけど何人体制で誰が隊長であるかなかなか教えてくれません。


現場に直行するときの集合時間は警備開始30分前のことが多いです。
1時間前に来る警備員がいます。単に早起きで暇だろうと思います。早出を後輩に強要しなければ幸せな警備員だと思います。


現場に行って隊長と隊員の人数が分かります。
隊長が「外れ」だとがっかりします。「外れ」の隊長とは年齢性別経験年数それに立場にかかわらず性格や人柄が悪い人です。それに気づかない人も同類です。


連絡していても集合時間に5分でも遅れたら警備員失格らしいです。
連絡なく10分以上遅れる人もいますが、お気に入りなのかおとがめありません。
勤務開始時間に遅れたのなら遅刻です。隊長の権限で時給から遅刻分を引いて下さい。


立哨中に分かり切ったことをいちいち無線で指示する人がいます。
「時間になりましたので、次の場所に移動して下さい」
「待機時間です。待機に入って下さい」
「待機から立哨に向かって下さい」
これを人数分しますのでそれだけで仕事をした気分になり偉くなったと感じているのでしょう。
どちらの無線にも(やかましい)とつぶやき「移動中です」と返事します。

隊長に当り外れやひつじ雲


(Photo AC 無料写真素材から羊雲)