駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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緑陰や歩を止め教え博物館

土日のパート警備員です。
ショッピングモールの駐車場警備ではお客様から道を聞かれることが多いです。
付近のことを知らない人と組むと心配になります。
「解らないことを聞かれたら私に無線して下さい」と念を押します。
すると問われるのは私だけだったということがあります。自信のある態度をしているのかもしれません。


「あのう、博物館にはどう行けばいいですか」
若いカップルに呼び止められました。ショッピングモールに駐車して徒歩で遊園地や博物館に行かれる方も多いようです。
「歩いて行かれますか」
「はい」
「館内を通って一番端に着かれて外に出て下さい。交差点の信号の側に警備員がいます。そこで聞いて下さい」
「わかりました」
「帰りにお買い物をされてくださいね」
「はーい」


しばらくして無線が聞こえました。
「交差点から隊長。博物館にはどう行けばいいのですか」
目の前に見えています。信号を渡ればすぐなんですけど。



緑陰や歩を止め教え博物館

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