駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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行きたい警備ではないから場所はわからなくてよいと言ふ

土日祝のパート駐車場警備員です。
管制(会社)と契約警備員との戦いは続いています。


施設警備や公営競技場の警備員は駐車場警備にはできたら行きたくないです。
指定された日はたいてい休日です。
そんな人に私のような駐車場専任の警備員と同じように待合わせの場所を伝えていると失敗します。
施設や公営競技場の警備員はたいていのスーパーやホームセンターを知りません。


待機のときに知らない人たちと一緒になります。
「普段はどこに勤務されていますか?」
私は気軽に聞いています。
「私は競輪場です。まあ聞いて下さい。ここの現場に来るのに会社とやりあいました」
「お、なんですか。どんなことがあったのですか」
私は興味津々です。
「デポの隣の空き地に朝7時30分まで来て下さい」
と言われました。知らないので「はあ? どこ?」と言いました。
私の時は5時30分でした。
すると電話の兄さんはわけのわからないことを言います。
「博物館の近くのスポーツデポの隣です」
「だからそこはどこ? デポってなに? 住所を教えて。パソコンで調べるから」
「住所はわかりません。博物館の西です。JRのS駅の近くです」
このときつい声が大きくなりました。
「だから、俺は博物館がどこにあるか知らないしS駅もわからん。わからん。わからん」
「うーん・・・」
「いいよ、別に行きたいわけでもないし分からんでいいよ。わからんから明日は行きません。さようなら」
「あ、ちょっと待って下さい。住所を調べてまた電話します」
「早くしてね。お兄ちゃん」と言ってやりました。
「さすが先輩。えらい。面白い。よく言った。拍手」と私。


別に行きたい警備ではないから場所はわからなくてよいと言ってやった

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