(元)敬老警備員の詩

警備員俳句や警備員短歌をタイトルにした警備に関する雑詠です。

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競艇場レース結果をメモするとさぼりと言われ

ファンの方からレース結果を聞かれることがあります。
「5レースの結果知らないかな?」
自分の書いたメモを見ながら答えます。
「1,4,2の順番で1240円です」
100円が1240円になったということです。オッズは12.4倍です。
「1,2,4を千円買ったのだけど残念だった」
「当たっていたら1万2千円でしたね。念のため払い戻し機に入れてみて下さい。私の間違いかもしれませんので」
「わかった」


結果表示のモニターは中央通路かサービスセンターにあります。
ファンの方はターンマークがよく見える東側観客席に多く集まっています。
そこからだとどちらも遠く100mほどありますのでつい警備員に尋ねるようです。
私服の特別警備の方や気の利いた先輩警備員がメモしていました。
それを見て私も記録するようになりました。
レースは1から12まであります。着順と3連単の金額をメモします。


レースが終って結果表示をメモしている時に巡察のOMに見つかりました。
「何してる?」
「レース結果をメモしています」
すると顔を赤くして怒鳴りました。
ファンの方も周囲に居られるし何事かと振り向いて見ている人もいます。
「なんだって。なんでそんなことをする」
こいつには意味がわからないだろうなと思いました。
「ファンの方に聞かれることがあります」
「何言っての。結果は表示モニターもあるしサービスセンターを案内したらいいんだ。サボってメモするな」
あっと意表を衝かれました。
「メモすることがサボることになるのですか?」
「当たり前だ」
やはりこいつの理屈はいつも変です。
そしてなぜか普通に会話ができず怒鳴ってばかりいます。


禁煙の裏庭でモアイ達とたむろして喫煙するほうがよほどサボりです。
私が見つけて「そこは禁煙ですよ」と注意しました。
すると「隊長に言ったら?」と逆切れしました。
隊長にも言いません。バカは相手にしません。

払戻金の計算が合っているか検算した話

A競艇場で払い戻しを受けたボートファンの方から呼ばれました。
「あのな、さっきのレースで3連複と3連単が当たったのだけど枚数がわかるかな?」
「は、どういうことですか」
「3連単を3枚300円買って、3連複が2枚が当ったと思ったのだけど払戻金が2250円で少ないんだ」
オッズは3連複は250円で3連単は750円の払い戻しでした。


お客さんの言う枚数ですとどうなるかマークカードの裏に書いてみました。
そしてスマホの電卓機能を使って計算しました。


250×2+750×3=500+2250=2750


「あれ?  500円足りませんね」
「そうそう」
これは2次元方程式で解けるかなと考えました。


そこへ巡察のOMが声を掛けてきました。
「何やっての? 禁止のスマホ出してるし」
うっとうしいのが来ました。
スマホ禁止とは、警備員は勤務中にスマホをのぞくのを隊長から禁止されていました。
警備員をバカにした禁止令でした。


「2次元方程式の計算中だから邪魔しないでよ」
「なんだと、どういうことか説明しろ」
「3連複の枚数をXとして3連単の枚数をYとして合計が2250になるときのXとYの数字が何かです」
「・・・」
「あんたにわかるなら計算してよ」


つまり、
250×X + 750×Y = 2250
と書いて見せました。


XとYに1から5まで入れて計算するといつか答えがでることでしょう。
私は自分の配置に戻りました。
巡察のOMはお客様に何か言って逃げて行きました。


競艇場が違えば警備方針が正反対

思わぬ足止めをされましたが隣町のW競艇場の集合時間に間に合いました。
ここは私の所属するA競艇場と真逆の警備内容でした。


鉛筆やマークカードの整理整頓よりボートファンのつり銭や舟券の取り忘れがないか真剣に立哨しています。
もし取り忘れを見逃したら反省文を書かされます。
私は望むところです。
このあと何十回も応援に行くことになりましたが一度も見逃しをすることはありませんでした。
本当はこの競艇場に移籍したかったのですが仲の良くなった同僚警備員に引き留められました。
A競艇場では取り忘れはボートファンの自己責任と冷たい対応です。
前班長のモアイが警備がなんたるを知らない田舎者警備を強制したせいでした。