小中高いっぱい詰まっている十代
船医といえば北杜夫の『船乗りクプクプの冒険』を思い出します。
船医を元にした描写が随所に出てきています。
48年前です。高校3年生の頃に図書館で読みました。
夏に部活も終えて放課後が暇になったときです。
工業高校の下校時に近くの図書館に通っていました。
短歌や俳句それに将棋などの趣味の本を読んでいました。
息抜きに小説も読みました。
その中に『船乗りクプクプの冒険』がありました。
可笑しくって笑いを必死にこらえました。
閲覧室は自習して勉強する近所の普通科高校生でほぼ満員でした。
私は堂々と本を読んでいました。
ほかに気楽な高校生はいませんでした。
(つづく)