駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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舟券の取り忘れは自己責任か

どうしても納得のいかないシニア男性は食い下がります。
「舟券や釣り銭の取り忘れを教えるために、警備員がおるんだろう?」
「それが、違うんだな。取り忘れは、お客の自己責任。警備員は何台もある記載台のマークカードを揃えたりして忙しいの」
「上の階で舟券の取り忘れを教えてくれた親切な警備員もいたぞ」
「それは一日に何件も見つけるという『不真面目警備員』だね。本来の仕事をしてないの」
私のことで『不真面目で落ちこぼれ警備員』でした。


「それじゃあ、ここに何台も防犯カメラがあるから録画を見て犯人を捕まえてくれ」
「わかった。無線するから」
「早くせ」


「水面前投票場から警備本部どうぞ」
「警備本部です。水面前どうぞ」
「舟券盗られたので防犯カメラを見せろというお客がいます。どうぞ」
「警備本部了解。巡察に行ってもらいます。どうぞ」
「待ってます。どうぞ」


お客に「係の者が来るから待っててね」と言ってほっとしました。
(つづく)

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