駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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罰金不払い交渉を暴露していいのかと多少は気になる

「20番の番号札をお持ちの方、5番室にお入り下さい」
部屋数も多いのでそんなに待たずに私の番が来ました。
だいたいい一人5分くらいの感じです。
どんな話をしているのでしょうか。声は漏れ聞こえてきません。
部屋から出てきた人はみな不機嫌な顔をしています。
待っている人たちは一様に黙っています。


ドアをノックして「どうぞ」の声を待って開けます。
一礼して顔をあげますと正面の机に若い警官が座っていました。
ちょっと拍子抜けしました。
もっといかつい中年の警官だろうと想像していました。
「どうぞ、私の前にお座り下さい」
と椅子を勧めます。


私を見ながらお店の店員のように「何回の分割にしますか?」と聞きます。
「は? 罰金の分割払いができるのですか?」
「そうです。滞納されていますので少し利息がつきます」
意表を衝かれるとはこのことです。
この出頭では警官が下手に出て何とか支払いをさせようとしていました。
(つづく)

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