(元)敬老警備員の詩

警備員俳句や警備員短歌をタイトルにした警備に関する雑詠です。

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競艇場での払い戻しクレーム対処は千差万別(2)

UY隊長が警備員控室に来ました。
朝の定期巡回はありますが日中に訪れるのは珍しいことでした。
ドアをノックして中に入りました。
「SYさんいますか?」
「はい。おります」
「SYさん、話は払戻機の責任者から聞きました。今度からそういうことはしないで下さい」
「わかりました」
UY隊長は500円硬貨をSYに渡して戻りました。


払戻責任者のMは念のために機械を調べてみました。
なんていうことか500円玉が残っていたのがわかりました。硬貨払い出し用のモーターの出力が弱くなったせいか500円玉が途中で留まっていました。
要するにダルマ落しのようにして硬貨を押し出す部分が電圧低下などで押し出し力が弱くなったようです。


『あの小柄な警備員に申し訳ないことをした』とMは心底思いました。
このまま素知らぬ顔をしておくべきか知らせるべきかしばらく考えました。
自分の恥になりますがやはり知らせないといけないと警備本部に出向き正直に話し謝罪しました。
「本当にすみませんでした。機械も間違うことがあることがわかりました。お金をお返しします」
「そうですか。そんなことがあったのですね」
「私が意地を張って調べなかったのがいけませんでした。警備員さんに申し訳ないことをしました。本当に申し訳ありませんでした。彼に伝えて下さい」
と何度も謝りました。