駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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敬老日七千歩いて警備終え

今日は敬老の日。
多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し長寿を祝う日です。
老人とは年とった人で、65歳以上と言われています。


私の所属する警備会社では、60歳以上の方が多いです。
身体が動くうちは働きたい、働くことが生きがいと言う人もいるかもしれません。
年金が少ないので契約社員として施設内で稼ぎたいという人も多いです。
私も年寄りですが、私より年上の元気な警備員を尊敬する警備員です。


駐車場警備は60歳の新人でも70歳のベテランでもできる仕事です。
日ごろ施設警備する人が駐車場警備に応援に来られることがあります。
施設警備員は「覚えることがなく簡単です」と言います。
確かにその通りです。人と車、車と車が接触しないように誘導するだけです。
駐車場警備で歩く歩数は待機などの移動も合わせて1日でおよそ7000歩です。
今日も元気なお年の警備員が7千歩あるいて駐車場警備が終わったことと思います。


敬老日七千歩いて警備終え


(PIXTA画像の無料サイトから)

誘導や紫蘇の香のする朝の市

土日祝のパート警備員です。
特定の現場に配置されることはなく会社から指示されています。

土曜日は朝市をされるスーパーがあります。
特売品もありますが店舗前にこの日のために仕入れた野菜を並べています。

開店時間前になりますと行列もできています。
駐車場警備に来ていい香りに気づきました。


誘導や紫蘇(しそ)の香のする朝の市


ひと安心爆弾騒動残暑なほ

スーパーの駐車場警備をしていますとパトカーをよく見かけます。
万引きなどがありますと業者出入口から入ってきます。すごく多いと思っていたら隊長から無線が入りました。
「無線各局、無線各局。専門店街の男子トイレに不審なスーツケースがあって警察の危険物処理班が来ています。詳細はわかり次第連絡します。以上」


テロかもしれません。爆発物の疑いのある物件を発見しますと「触るな」「動かすな」「近づくな」の三原則を守ることが肝要です。常駐の警備員が爆発物かもと想定し警察に処理を依頼したのかもしれません。
しかし普通はトイレにアタッシュケースがあるのは不審物、いわゆる「その場にあるのが不自然なもの」ではないです。
私が第一発見者ならためらわずに持ってみて重量物が入っているか確認します。通常の重さであれば開けて確認したでしょう。異常に重ければ爆弾が入っているかもしれません。


トイレ周辺が立ち入り禁止となって駐車場警備の隊員も何人か閉鎖監視に駆り出されました。
数時間後に隊長から無線が入りました。
「無線各局、無線各局。男子トイレにあったスーツケースには危険物はありませんでした。持ち主も判明しました。閉鎖は解除になりました。以上」


隊員が減って待機時間が短くなっていました。
「なんだ」とほっとしたと同時に疲れがでてきました。


ひと安心爆弾騒動残暑なほ
足の重くなりゆく思ひ残暑なほ



(PIXTA画像の無料サイトから)