駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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水を飲め野次馬騒ぐ熱中症(1)

図書館の剪定鋏が錆びていました。
昼休みに植栽しているアジサイや雑草を刈っています。
明日が図書館警備員の日ですから研いであげようと砥石を買いに行きました。


あいにく100均にもどこに売っていなくて今度はホームセンターに行くことにしました。
帰路の国道沿いの歩道に誰か横たわっていました。
30分前の行きがけにはいませんでした。
若い男性でした。仰向けになって赤い顔をして苦しそうでした。
熱中症だなと思い、声を掛けました。


「もしもし、どうしましたか?」
「・・・ああ、すみません。気分が悪いです」
「救急車を呼びますよ」
「いえ呼んだんですがどの病院も満室で自宅待機と言われました」
「・・・え?」
私の後から来た老夫婦が、
「どうした? 熱中症か? 水を飲め」
と言います。
持っていません。買ってきてくれるのかと思っていましたが口だけです。
(つづく)

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