駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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台風や一人警備に逸れて欲し

土日のパート駐車場警備員です。
金曜日ですから会社から明日の仕事の指示がありました。
久々に1人駐車壽警備です。月に1度くらいの頻度です。
午前中で終りますので午後から馬券を検討します。



台風や一人警備に逸れて欲し

秋深しあおり運転スーパーでもや

「あおり運転」が社会問題になっています。
前方を走行する車に対して、進路を譲るよう強要する行為といわれています。
実は駐車場警備をしていまして「あおり運転」をよく目撃します。


スーパーなどの駐車場では車がすれ違うことができる程度の広さの通路が多いです。
先行する車が開き枠を見つけて駐車しようとします。後続車は一時的に停車することになります。
ハザードランプを点けて「駐車する」という合図します。そして道路をふさぐ形に移動します。
その時に後続車が接近してクラックションを長く鳴らす人がいます。
クラックションは危険な場合だけに鳴らすことができます。この場合はあきらかに「どけ」という威嚇であり道交法違反です。
しかも駐車場は駐車をする場所です。直進車より駐車する車に優先権があります。
お客様同士でトラブルになったらいつでもその原則で対処しようと心掛けています。



秋深しあおり運転スーパーでもや

遠隔の現場を指示され断りを毅然と言える警備士居たり 

土日のパート駐車場警備員です。
郊外の食品スーパーHN店では土曜日は3人体制です。
待ち合わせ場所に公営競技場に勤務しているEGさんが来ていました。
EGさんは昨冬の入社でまもなく1年になります。
「やあ、久しぶりですね。よろしくお願いします」
「あ、どうも」
「実は私はK市体育祭と言われましたが後からここに変更になりました」


K市の体育祭は自宅から25キロも遠隔地です。
交通費は出ません。ガソリン代や車使用料はもとより都市高速道路も自前です。
ちょっとは通勤距離のことも考えて頂きたいものだと気分が落ち込んできます。
いつまでたってもこんな仕打ちを受けるならそろそろ辞め時かなと頭にかすめます。
自衛策はあります。大きなイベントがある日はあらかじめ休みにすることです。


「そうそう、俺も行けと言われたけど絶対嫌だと言ったらここになった」
EGさんは私よりさらに西に5,6キロ遠いはずです。
つまりK市体育祭まで30キロ以上あります。喜んで行きたいわけではありません。
「そうですか、おかげさまで私もここの近場になりました」
おとなしくしていればどこに飛ばされるかわかったものではありません。
少しは反発も必要なようです。



遠隔の現場を指示され断りを毅然と言える警備士居たり