電話番思い込みは数知れぬ(3)
(つづき)
基幹店で当直をしますと、一晩で2,3件は電話が入ります。
特別多い日は8件あったこともありました。霊柩車のやり繰りが大変でした。
電話では、故人様のお名前、住所、お亡くなりになった場所、連絡先、宗教、会員の有無、必要なことを聞きます。
それから霊柩車がお迎えに行く時間をお知らせします。1時間を目安にしています。
注意すべきこともあります。
故人様のお名前の確認です。
簡単な字ほど先入観が入ります。
実際にあったのですが「たなか」と聞いて「田中」と決め打ちしました。
ところが「田仲」でした。田中某氏では会員名簿に記載がなかったのです。
同じ名前の病院でも地域が違うことがあります。
これも実際にあって、決めつけた病院にお迎えに行って違うことに気が付きました。
私の失敗談は数知れません。
宗教や寺名などの聞き忘れや火葬場の休日を間違えたことです。
日程の相談を受けることもあります。
通夜の日を決めて翌日に火葬ですがその日が休みだったことがあります。
でもリダイヤルして再確認してご迷惑を逃れました。
(つづく)