ロケットや紙面を飾る春の朝
17日にH3ロケット打ち上げ成功と新聞紙面を飾りました。
そういえばと感慨深く記事を読みました。
じつは1990年代にロケット開発のお手伝いをしたことがあります。
当時はH2ロケットでした。H2Aになったのは2001年だったと思います。
H2の打ち上げは失敗続きでした。
三菱重工では総力をあげて開発されていました。
31年前のことです。
39歳の時に神戸工場でH2ロケット胴体の品質検査の一員として招集されました。
すばらしく見たこともない鉄板でした。感嘆の声を上げました。
立ち会った研究者たちは私の声を聞き笑顔になり、なかには涙ぐむ人もいました。
もちろん材質、成分など詳細は秘密でわかりません。
全ては企業秘密でしたが今後はこの鉄板で作ったロケットが宇宙へ飛んでいくと確信しました。
あとはご周知のとおりです。H2Aで成功を収め今回のH3成功につながりました。
火星までいくようです。
神戸の夜はステーキを食べ北野の風見鳥の館を見物しました。
それが一番記憶にあります。
その2年後の1995年に阪神大震災がありました。
工場も異人館も壊れたそうです。当時のことを思い出しました。