優秀であるほど悲劇のキーパンチャー
キーパンチャー(KP)は大変だった。
今のパソコンキーボードはそんなに指先に力を入れなくてもいいようになっている。
しかも1時間入力したら10分休むようになっている。
当時の紙カードパンチャーにしろ紙テープパンチャーは指の負担が大きかった。
ブラインドタッチができる優秀なKPほど腱鞘炎のリスクが高かった。
ものすごく強くキーを押さないと穴が開かない。
ピアノではないがまさしくキーを叩くという打鍵であった。
当時「キーパンチャーには腱鞘炎」という社会問題が発生した。
他人事ではなくどうなるか状況を見守っていた。
私は両手を使えないが、右手の指で素早くキーを打つほどに上達していた。
ただしあまり早く打ってはいけないと思った。
(続く)