駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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たまさかの出会ひ嬉しき春の夕(3)

アジサイは私が手入れをするとご婦人に約束しました。
夏場の水やりや掃除は平日に車で来てやることにします。
時々様子を見に来て下さいと言いました。


それからご婦人は「桜も植えています」と言いました。
数年前に当時の館長さんに植える許可をいただいたそうです。
さっそく案内していただきました。
駐車場の一番奥まった緑地に貧相な2本の木がありました。


「これは桜なんですね?」
「はい。手入れをしていないので枯れかけています」
「分かりました。この桜も私が手入れして来年春には立派な花を咲かせます」
と安請負をしました。


「私は土曜日と祭日に警備員をしています。日曜日は他の人が来ます。平日はいません」
と暗に土曜日に来てくださいと申し上げました。
(了)

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