駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

にほんブログ村 その他日記ブログ 警備員・ガードマン日記へ
にほんブログ村

神ならばギャンブル場でたまに会う

A競艇場では毎日の昼時レースは本命で決まっていました。
このレースでは選手の格や強さがはっきり分かれています。
「選手の強さ」や「モーターの気配」を判断する方法がわからず、オッズを見ながら適当に舟券を買っていては負けます。


今回の開催での昼時のレースは、競艇場からのファンへの配慮だと思いました。
昼時に勝ってゆっくり食事をして午後から厳しい勝負をしていただきたいのです。


それで先輩のAさんに本命の舟券を買うように勧めました。
その結果、予想通りでした。


私の立哨中にAさんが近寄ってきました。
「取ったぜ、ありがとう。3連複と3連単を千円ずつ買った」
ということは二千円で一万円程度の収入のようです。


「当たると嬉しいですね。よかったですね」
「うん、何年もレースを見ていたけど、実際に舟券を買うと当たらないものだね」
「選手やモータの調子からレースの展開を考えないといけませんね。難しいですね」
「これ以上やっても勝てそうもないので帰ることにしたよ」
「はい、それがいいと思います。お疲れ様でした」
「ちなみに次のレースはどうなんだろうか?」
「波乱です。本命不在ですね。私も誰が勝つかわかりません。多分万舟になると思います」

×

非ログインユーザーとして返信する