駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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応援のボート警備で耳を疑う節操のない言葉を聞き

W競艇場で大きなボートレースが開催されました。
A競艇場から私を含め数名の警備員が応援に行かされました。


そこにはモアイが無料席班の班長をしています。
始業前にかつての子分たちが次々に挨拶にいきます。


「班長、お久しぶりです」
「お元気でしたか」
「今日はよろしくお願いします」


反モアイ派の私とFJさんは離れた場所で冷やかに眺めていました。
満面の笑顔のモアイは、
「お前たちAボートの連中は、舟券の取り忘れを見逃すから気を引き締めて警備するように」
と言いました。


私たちは目が点になりました。
A競艇場では「取り忘れは客の自己責任。気にするな」と口が酸っぱくなるまで言っていました。
私はそれに猛反発していました。『ダメ警備員』と公言されていました。
警備の趣旨が真逆になっていました。
(つづく)

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