駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

にほんブログ村 その他日記ブログ 警備員・ガードマン日記へ
にほんブログ村

客引きに会うように裏道夜歩く

朝礼終了後に警備員詰所でFZがカッパオヤジに聞いた。
「停泊して上陸した港町でいろんな女を買ったでしょう?」
朝からする話題でもないがカッパオヤジは生き生きとしゃべり出す。
「そういえば、大阪梅田の売春街で、ぽん引きのやり手ばばあに誘われたことがあった・・・」
面白そうだからつい聞き耳を立てる。


「兄ちゃん、19のええ子がいてるで」
それを真に受けてついて行った。
「なんや、おばはん、あんたが相手なんか? うそついたな」
「19というのはうちの娘やねん。ええ子やし、うそやない。うちでも電気を消したら19の生娘といっしょや、わからへん」
なんやうまいこと言うなと思った。
「明るいとこで厚化粧のあんたを見たから立つもんも立たん・・・」


「・・・と言って金だけ払って帰った」
「こら、エロガッパ。その話はどっかで聞いたことがあるな。作り話やろうが?」
FZが突っ込んだ。一緒に聞いていた同僚も笑いだした。
「本当だってば。ばばあといっても50くらいやったな。今ならど真ん中のストライクや、あっははは」
声を上げて笑い崩れた。
カッパオヤジの笑い顔は本当に楽しそうだった。

×

非ログインユーザーとして返信する