駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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払い戻しの計算はまるで連立方程式のごとし

払戻のトラブルは単純な賭け式違いだけではありません。
払戻機の前からボートファンに呼ばれました。
「あのな、三連複と三連単の両方買ってどちらも当たったのだが・・・」
「ほう、それはよかったですね」
「ところがいくらずつ買ったかわからんようになった」
「つまり、三連複と三連単の掛け金ですか?」
「そそ。俺は三連単を3百円、三連複を2百円で買ったと思う」
「払戻金は、手元にいくらあるのですか?」


3連単と3連複の払い戻し金額はモニター画面でわかります。
お客さんの言う通りなら、すぐに計算できます。
Xは3(百円)で yは2(百円)になります。
(三連単払戻金 × X)+ (三連複払戻金 × y) = 合計払戻金
 X + y = 5


立派な連立方程式です。この合計金額が計算式より少ないと言います。
きっとお客さんの勘違いだとわかります。
それを証明しようと考え始めたときに巡察が、
「何をしてるのか?」
と後ろから声がしました。
『せからしい奴が来た』とうんざりしました。
(つづく)

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